アスベスト除去の工法
目に見えず、その場では何の被害も無いように見える、“静かな爆弾”アスベスト。しかし、20年以上のちに、恐ろしい健康被害をもたらすことが広く知られるようになり、アスベスト除去に対する関心が一気に高まってきています。
アスベスト除去の主な工事方法には、徹底的に取り除く“除去処理”、薬剤等によってアスベストが飛散しないように加工する“封じ込め処理”、天井等で囲って影響が及ばないようにする“囲い込み処理”の三種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、アスベスト除去を行う場所やその環境、使用状況や予算等、諸々の条件を考慮して、業者と相談の上最も妥当な工事方法を選択することになります。
アスベスト除去処理は、建材や鉄骨等にアスベストが使われている場合に、それを完全に取り除く工法です。
一度行ってしまえば、二度とアスベストの不安に悩まされることがない最も根本的な解決法ですが、飛散防止など厳重な安全確保のため、作業期間は長期になり、費用もほかの工法と比べて高くなります。
封じ込め処理は、吹き付けアスベストに薬剤を吹き付けて固めてしまうことで、アスベストの飛散を防ぐものです。工期が短くて済み、コストも安価なのがメリットですが、建物を解体する時には改めて撤去しなくてはなりません。
囲い込み処理は、該当箇所を非アスベスト建材で覆って、アスベストの飛散防止を行う工法ですが、封じ込め処理と同じく“先延ばし”の措置ということになります。
完全にアスベストを除去する工事が一番安心なのは言うまでもありませんが、撤去したアスベストの代わりに改めて耐熱工事が必要になる場合もあるので、費用面も含め様々な条件に応じて工法を選択することになるでしょう。


